研究者と行くから見えてくる|観光と調査ツアーのちがい
- むみ きくち
- 2月20日
- 読了時間: 4分
更新日:1 日前
研究者ガイドの調査ツアー:自然の見方が変わる連載②
この連載では、研究者の視点で、自然の魅力をわかりやすく紹介します。
ふだん見逃していた発見に気づくと、いつもの海や景色が少し違って感じられるはずです。
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前回は、私がなぜ「ちきゅう研究所(ちきゅうラボ)」を立ち上げたのか、その背景や想いをお話ししました。
今回はもう一歩踏み込んで、「調査ツアーって、普通の観光と何がちがうの?」
というお話をしたいと思います。
観光ツアーと、調査ツアーのちがい
宮古島には、たくさんの観光ツアーがあります。
きれいな海で泳いだり、魚やウミガメを見たり。
それだけでも、十分に楽しく、心に残る体験です。
でも、もしかすると私たちは、
そこにあるたくさんのことを、見逃しているのかもしれません。
海には、たくさんの情報が隠れています。
けれど、普段の観光では、そうした小さなサインにまで目を向けるのは難しいものです。

普段なら見逃してしまうことに注意を向け、
その面白さや不思議に気づいてもらいたい。
そして、生きものの暮らしに、さらに関心を持ってもらいたい。
そこで生まれたのが、調査ツアーです。
調査ツアー=研究する、ではありません
「調査ツアー」と聞くと、
「何か難しそう」「研究をしなきゃいけないの?」
と思われるかもしれません。
でも、安心してください。
参加者のみなさんが、実際に研究者として調査をするわけではありません。
このツアーで大切にしているのは、
“科学の視点で観察すること”です。

科学の視点で見る、ということ
たとえば、海で生きものを見たとき。
観光では、
「きれい」「かわいい」「すごい」
で終わることが多いかもしれません。
調査ツアーでは、そこから一歩先へ進みます。
なぜ、この場所にいるのだろう?
何を食べているのだろう?
この痕跡は、誰が残したもの?
研究者と一緒に、そんな問いを重ねながら自然を見ていきます。
答えがすぐに出ないことも、たくさんあります。
でも、「考えながら見る」ことで、
同じ海、同じ景色が、まったく違って見えてくるのです。
研究者と行く意味

研究者は、好奇心の塊なんです。
常にいろいろなことに目を向けて、
「なぜだろう?」「不思議だな」と思うことを見つけては、
それを調べることを楽しんでいます。
実は、答えがすぐに見つからないことほど、ワクワクします。
「まだわかっていない」ということは、
これから何かを発見できるかもしれない、ということだからです。
調査ツアーでは、
そんな研究者の目線で自然を見ていきます。
専門的な知識を一方的に説明する、というよりも、
「この痕跡、どう思いますか?」
「何が起きていると思いますか?」
と、参加者のみなさんと一緒に考える時間を大切にしています。
研究者と行くからこそ、
見逃してしまいがちな小さな変化に気づき、新しい発見がある。
それが、このツアーの一番の特徴です。

「楽しかった」で終わらせない旅へ
この調査ツアーは、観光を否定するものではありません。
むしろ、
観光の楽しさに、「気づき」と「学び」を重ねる旅
だと考えています。
ふだん何気なく見ていた海や生きもの。
その見方が少し変わるだけで、
自然との距離は、ぐっと近くなります。
次回は、「調査ツアーでは、実際にどんなことを観察するのか?」をご紹介します。
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宮古島の海を、研究者と一緒に見てみませんか?
ちきゅう研究所では、研究者と一緒に宮古島の海を観察する調査ツアーを行っています。
自然を「見る」だけでなく、「学ぶ」体験にご興味のある方は、ぜひ宮古島の調査ツアーぺページをご覧ください。



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